テレビをなくしたら、生活の音が聴こえた
余白に暮らす
余白に暮らす
会社勤めの頃、
わたしは土日休み、
妻は不定休だった。
自宅で過ごす時間は、
ふたり並んでテレビやゲーム、
ふたりで食事をして片づけをして、
たまに休みが重なるときは、
「せっかくだから」とふたりで出かける。
何をするにも夫婦一緒だった。
それが当たりまえだったし、
楽しく暮らしていたと思う。
今の生活になってから、
趣味や作業は別々の部屋。
自分の好きな時間に好きなものを食べる。
友人に使う時間は増え、
ずっと一緒に居るからこそ、
「何でも夫婦一緒じゃないと」
という考えは変わった。
ひとりで楽しいことはひとりでもいい、
ふたりで楽しいことはふたりでしよう。
そんなふうになってから、
夫婦で話す時間はむしろ増えた気がする。
「今日はこんなことをした」
「この店は良かったから今度一緒に行こう」
別々の「楽しい」をいい関係で続けていける。
老後のような生活でも、
「夫婦」を楽しむことができる。
これが分かっただけでも、
仕事を手放してみて良かったと思う。